2025-04-22
空き家を所有している方のなかには、誰も住んでいないからといって空き家の火災保険は必要ないと思っている方もおられるのではないでしょうか。
しかし、空き家に火災保険をかけないままでいると、多くのリスクを伴う可能性があるため注意が必要です。
そこで、空き家にも火災保険は必要なのか、加入条件や注意点を解説します。
埼玉県川越市(川越市の中では特に「南古谷駅」周辺)・富士見市・ふじみ野市を中心に東武東上線・JR川越線沿線で、空き家を所有している方はぜひ参考になさってください。
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誰も住んでいない空き家でも、火災保険をかけるべきか悩んでいる方も多いでしょう。
結論からいえば、空き家でも火災保険は必要です。
火災保険をかけないままでいると、多くのリスクを伴う可能性があるため注意しなければなりません。
ここでは、空き家に火災保険が必要な理由を解説します。
誰も住んでいない空き家だから、火災が発生することはないとお考えの方もいるでしょう。
しかし、空き家はもっとも放火の被害に遭いやすいといった特徴があります。
とくに雑草が生い茂っていたり、ポストからチラシが溢れていたりする空き家は、放火犯に狙われやすくなります。
また、放火されなくても漏電などにより火災が発生してしまうケースも少なくありません。
空き家が火元で隣家に延焼した場合は、基本的に法律によって損害賠償責任を負うことはありませんが、見舞金などの支払いで数百万円必要になる場合もあります。
そのほかにも、隣家からのもらい火による火災になる心配もあります。
この場合は、前述のように相手に損害賠償を請求することはできないため、ご自身で火災に備えておくしかありません。
近年は、地震や台風、大雨など自然災害が多発しております。
火災保険では、火災だけでなくこうした自然災害で被害を受けた場合でも補償を受けることができます。
また、台風などで老朽化した空き家の建物の一部が倒壊、飛散し通行人や隣家に損害を与えた場合は、所有者が損害賠償責任を負わなければなりません。
このような場合にも火災保険の特約として個人賠償責任保険や施設賠償責任保険に加入しておけば安心です。
このように、火災以外のリスクにも備えられるのが火災保険のメリットともいえます。
したがって、空き家でも火災保険への加入は必要といえるでしょう。
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そもそも、誰も住んでいない家に火災保険をかけることはできるのでしょうか。
火災保険は、廃屋同然の家でない限り空き家でも加入することが可能ですが、空き家によって加入できる保険の条件が異なります。
なお、空き家は「住宅物件」と「一般物件」に分類されます。
ここでは、空き家の火災保険の条件を空き家の種類別に見ていきましょう。
住宅物件は、空き家を住居として利用する予定がある物件を指します。
たとえば、急な転勤などで一時的に空き家となっている場合や、別荘として利用するために空き家となっているケースが該当します。
このような空き家は、住宅としてみなされるため、一般的な住宅と同じ保険料で火災保険をかけることが可能です。
そのため、火災保険と同時に加入ができる地震保険もかけることができます。
一般物件とは、住宅として利用する予定がない空き家のことを指します。
たとえば、相続によって空き家を所有することになったものの、誰も住む予定がない場合は一般物件として空き家をもつことになります。
このような一般物件に該当する空き家は、事務所や倉庫のような物件と同じ火災保険をかけることになるため注意が必要です。
一般物件の場合は、住宅物件に比べて同じ補償内容でも保険料が高額となることがほとんどです。
なお、一般物件の場合は、地震保険に加入できない点に注意しなければなりません。
地震保険は、国と保険会社が共同で運営しており、被害に遭った際の生活を補償するための制度です。
そのため、誰も住んでいないような空き家では、加入が認められません。
相続などで空き家を複数人で所有するケースもあるでしょう。
このような場合は、全員を火災保険の対象者として設定する必要があるため注意しましょう。
火災保険は、被保険者の資産を補償するものです。
そのため、複数人のうち1人の所有者のみ火災保険に入っていると、その方のみ補償されることになります。
そのため、1つの空き家を複数人で所有している場合は、火災保険の契約の際に全員を被保険者にするようにしましょう。
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空き家の火災保険に加入する際は、注意しなければならないことがいくつかあります。
ここでは、空き家の火災保険に加入する際の注意点を解説します。
おもな注意点は以下の3つです。
それぞれの注意点について解説します。
親などが住んでいた家を相続し空き家となった場合、これまで住宅用として加入していた火災保険にそのまま加入できない場合があります。
この場合は、まずは保険会社に家が空き家となったことを伝え、火災保険の継続が可能かどうか聞いてみましょう。
仮に空き家になったことを言わずに火災保険をかけていた場合は、万が一火災など被害に遭った際に補償が受けられない可能性があります。
そのため、まずは保険会社へ伝え継続ができない場合は、別の火災保険に加入するよう手続きをしましょう。
空き家でも火災保険が必要ということはわかったものの、すべての空き家が加入できるとは限りません。
空き家によっては、火災保険に加入できない可能性もあるため注意しましょう。
保険会社からすると、空き家は保険事案にある可能性が高いためです。
とくに居住を目的としていない一般物件に分類される空き家は、加入条件が厳しくなっています。
空き家の火災保険を選ぶ際は、保険料が高くないか、補償内容が充実しているかなど確認することも重要です。
補償内容や保険料は保険会社によって異なります。
火災保険に加入しても期待するような補償が受けられなければ意味がありません。
管理しにくい空き家だからこそ、補償内容もしっかりと確認したうえで、保険を選ぶことをおすすめします。
しかし、受けられる補償が充実していても、保険料が高い場合は空き家を維持することが困難になる可能性があります。
そのため、負担にならない程度の保険料でかけておくのがおすすめです。
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空き家は、放火リスクや損害賠償リスクが伴うため、誰も住んでいない状態でもできるだけ火災保険への加入がおすすめです。
ただし、居住予定がないような一般物件に分類される空き家の場合は、地震保険に加入できない点に注意しましょう。
保険選びに失敗しないためには、補償内容だけでなく保険料も確認し、負担があまり大きくならない程度の保険に加入することも大切です。
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