2024-11-19
不動産を売却する際は、家具や家電などの私物を処分する必要があります。
相続した空き家などは、被相続人の私物が大量に残っているケースも多いでしょう。
なかでも処分に困るという声が多いのが、空き家に残された仏壇です。
そこで今回は、空き家に仏壇が残っている場合の対処法や処分方法について解説します。
埼玉県川越市、富士見市、ふじみ野市を中心に東武東上線沿線で空き家を所有している方は、ぜひ参考にご覧ください。
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目次
空き家になった実家などに、仏壇が残されているケースは少なくありません。
仏壇は気軽に処分ができず、そのままにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし空き家を売却する際は私物を撤去しなければならないため、仏壇もどうにかしなくてはなりません。
おもな対処法としては、「そのまま移す」「別の仏壇にする」「処分する」といった3つの方法があります。
ご自身の家などに仏壇を移すスペースがあれば、そのまま移すことが可能です。
ただ単に仏壇を運ぶのではなく、しかるべき手順に従う必要があります。
仏壇を移動する際の手順は、以下のとおりです。
移動日が決まったら、前日までに外せる仏具は外して分けておきましょう。
また移動日当日は、仏壇を横やうつ伏せの状態にしないようご注意ください。
近年は仏壇のない家が増えており、仏壇を置くスペースが設けられていないケースも多いでしょう。
空き家に残された仏壇を自宅にそのまま移すのが難しい場合は、別のコンパクトな仏壇に変更する方法があります。
たとえば、上置型仏壇は棚やタンスなど家具の上に置けるので、スペースが限られている場合などにおすすめです。
仏壇をコンパクトなものに変える場合は、まず現在の住まいに新しい仏壇を設置することから始めます。
その後、古い仏壇の魂抜きと新しい仏壇に魂を入れる儀式をおこない、古い仏壇を処分する流れです。
新しい仏壇に移したり仏壇が不要だったりする場合は、処分しなければなりません。
自治体によりますが、仏具は大まかに燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミに分別できます。
とはいえ、仏壇をそのまま捨てることに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。
仏壇の処分方法にはいくつかの種類があり、ゴミとして捨てずに済む方法もあります。
処分方法は最後に解説するので、それぞれの特徴を理解した上で最適な方法を選択なさってください。
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仏壇を処分する際は、処分手順に沿って進めることが大切です。
ここからは、仏壇を移動・処分する際の儀式と手順について解説します。
仏壇移動や仏壇処分をおこなう際には、閉眼供養と開眼法要、お焚き上げが必要です。
閉眼供養とは、お墓や仏壇などの祭祀財産に宿っている魂を抜く儀式です。
魂抜きやお性根抜きと呼ばれることもあり、寺院の住職に依頼します。
閉眼供養をすると仏壇は普通の家具に戻るので、後は普通の家具と同じ扱いで構いません。
一方で開眼法要とは、仏壇に魂を入れる儀式のことです。
仏壇を移動した際や新しい仏壇を設置した際に必要で、寺院の住職に依頼します。
お焚き上げとは、神仏に関わる物や故人の遺品などを浄化・供養して火で焚き上げる儀式です。
閉眼供養後に仏壇を家具として処分することに抵抗を感じる場合は、お焚き上げをすると良いでしょう。
不要になった仏壇の処分手順は、次のとおりです。
仏壇を処分すると決めたら、処分方法を考える必要があります。
次に、閉眼供養をおこなって先祖の魂を抜き、仏壇を普通の家具に戻します。
閉眼供養にかかる時間は10~20分程度で、お布施が必要です。
お布施の相場は約1万円~5万円ですが、明確な決まりがあるわけではありません。
寺院の格式や地域性などによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
閉眼供養を終えたら、次に仏壇の中身を必要なものと不要なものに分別します。
たとえば仏壇の引き出しに、両親の大切なものが残っていることがあります。
確認せずに処分してしまわないよう、引き出しなどは必ず確認しましょう。
その後は、はじめに決めた方法で仏壇を処分したら完了です。
なお、仏壇を処分をしたあとも、ご先祖さまの供養は大切です。
供養とは、亡くなった方などに対して冥福を祈ることであり、仏壇がなくてもおこなえます。
仏壇を処分をしたあとも、供養の気持ちは持ち続けるようにしましょう。
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仏壇の処分方法には、以下3つのパターンがあります。
ご自身に適した方法を選択するためにも、それぞれの特徴や費用などを確認しておきましょう。
仏壇の供養をきちんとおこないたい方は、寺院や仏具店に引き取ってもらうのがおすすめです。
お寺であれば安心感・納得感を持って処分でき、また閉眼供養から依頼できるなどのメリットがあります。
お寺に供養から処分まですべてお願いする場合、費用相場は1万円から5万円ほどです。
仏壇の大きさや仏具の量などによって金額が変動するため、見積もりを確認してから判断しましょう。
不用品回収業者に仏壇の処分を依頼する方法もあります。
そのため、魂抜きは寺院などに依頼をして、おこなっておく必要があります。
不用品回収業者であれば、自宅まで回収しにきてくれるので、運び出す負担がかかりません。
不用品回収業者に仏壇の処分を依頼する際の費用は、1万5,000円~5万円ほどが相場です。
供養と処分に対応可能な不用品回収業者もあれば、供養はおこなっていない業者もあります。
お寺との付き合いがなく、どこに供養を依頼して良いかわからない場合は、供養と処分に対応している業者を探すと良いでしょう。
閉眼供養をおこなった仏壇は普通の家具に戻るため、粗大ごみとして処分することが可能です。
自治体や仏壇の大きさなどによって異なりますが、一般的には数百円から1,000円ほどで処分できます。
仏壇の処分にあまり費用をかけられないという方は、粗大ゴミに出すことを検討すると良いでしょう。
さらに費用を節約したい場合は、ご自身で解体して燃えるごみに出す方法もあります。
手間と時間はかかりますが、燃えるごみとして処分できれば、粗大ごみの処理費用を浮かせます。
燃えるごみに出せるものの大きさは、各自治体で定められているため、事前に確認しておくと安心です。
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相続した実家などに仏壇がある場合、家を売却する前に処分しておく必要があります。
仏壇を処分する際は、閉眼供養や開眼法要などの儀式をおこなうのが一般的です。
処分方法には複数の種類があるため、それぞれの特徴を理解した上で、ご自身に適した方法をご選択ください。
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