不動産売却時におけるインスペクションとは?メリット・デメリットを解説

2022-09-13

不動産売却時におけるインスペクションとは?メリット・デメリットを解説

この記事のハイライト
●ホームインスペクションとは資格をもった専門家による建物状況調査
●不動産の状況を細かく知れるので売主・買主の双方にメリットがある
●かかる費用はおおよそ5万円から7万円程度

不動産を売却するときにインスペクションという言葉を聞くことがあるでしょう。
最近よく聞くようになったホームインスペクションについてや、メリットやデメリットはご存知でしょうか。
今回はホームインスペクションについて解説しますので、埼玉県川越市・富士見市・ふじみ野市を中心に東武東上線・JR川越線沿線で不動産売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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不動産売却におけるインスペクションの必要性とは

不動産売却におけるインスペクションの必要性とは

インスペクションとは「調査」を意味する言葉で、不動産業界においてはホームインスペクションのことを指し、建物状況調査のことをいいます。
不動産を売却したときには、契約時に伝えていない建物の欠陥などがあれば責任を負う契約不適合責任が売主の義務として法律で定められています。
しかしながら、建物の詳細まで状況確認ができず、引き渡し後に買主とトラブルになることも少なくありませんでした。
ホームインスペクションはそういったトラブルを回避するべく、技術者講習を受けた建築士など国家資格保有者が、建物の調査をします。
調査は国が定めた既存住宅状況調査方法基準に基づいておこなうため、インスペクションの調査員によって基準が異なることはありません。
建物の状況調査をして、売主も買主もしっかりとどんな建物なのか把握したうえで不動産売却するので、トラブルを予防しつつスムーズに取引することが可能です。
媒介契約のときにホームインスペクションの説明をする、希望があれば調査員をあっせんするという義務が不動産会社にはありますが、売主や買主にホームインスペクションの実施の義務はありません。
ただし、ホームインスペクションをした場合には売買契約前に調査書の交付や、説明によって買主に伝える必要があります。

ホームインスペクションに取り組むタイミング

不動産売却におけるホームインスペクションは、具体的に売買契約前のタイミングでおこないます。
先述したとおり、売主が不動産会社に売却依頼をして、媒介契約するときには、不動産会社がホームインスペクションについての説明や調査員のあっせんをするように法律で定められています。
そのときに売主は、ホームインスペクションを依頼できますが、販売活動中でも契約の直前のタイミングでも問題はありません。
しかし、ホームインスペクションを依頼したときには売買契約前に内容を説明する必要があるので、売買契約前に調査することが一般的です。
また、買主が依頼する場合は、買付証明書を提示するタイミングにおこなうのが一般的です。
インスペクションの結果によって契約に進めるかどうかの検討する材料にします。

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不動産売却でインスペクションを実施するメリット・デメリット

不動産売却でインスペクションを実施するメリット・デメリット

インスペクションを実施するメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

インスペクション実施するメリット

ホームインスペクションは専門家による建物の調査なので、おこなっておくことで売却時に買主に安心感を与えられます。
建物に欠陥があった場合でもどうしたら良いか対策を立てやすいでしょう。
また、買主も物件の状況を分かったうえで契約に進められるので、大きなトラブルには発展しないでしょう。
ホームインスペクションでは欠陥以外にもメンテナンスの頻度やタイミングなども教えてもらえるので、将来的な修繕費を検討するための目安を知ることができます。
また、ホームインスペクションの実施と、一定の基準を満たすことは既存住宅売買瑕疵保険を申し込むための条件でもあります。
既存住宅売買瑕疵保険とは買主が不動産購入後に、建物の構造上主要な部分に何かあったときに保証してくれる保険です。
具体的には建物の雨漏りが起きたら、それを修繕するための工事費を負担してくれます。
条件があるとはいえ、既存住宅売買瑕疵保険に申し込めるようになることも、ホームインスペクションのメリットでしょう。

ホームインスペクションのデメリットとは

ホームインスペクションの結果次第で、建物に雨漏りなどが見つかると、修繕が必要な場合もあるでしょう。
調査員からどんな修繕をしたら良いかアドバイスをもらえるので、最低限の工事で済ませることは可能ですが、工事が大規模になる可能性もあります。
このときの建物修繕は義務ではありませんが、もし、そのまま売却するならば値引きの対象になるかもしれないことはデメリットです。
また、買主がホームインスペクションを申し込んで、その結果次第で値引き交渉される可能性もあります。
可能ならば売主側でホームインスペクションを実施し、その結果を踏まえた売却価格の設定すると良いでしょう。
ほかにも、ホームインスペクションの実施には期間と費用も必要です。
依頼してから調査書ができるまでは2週間程度かかるので、より早く売却したい方にとってはデメリットでしょう。
リフォームや修繕に比べれば安価ですが、いくらかの費用がかかることもデメリットといえます。

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不動産売却時のインスペクションにかかる費用

不動産売却時のインスペクションにかかる費用

不動産売却時にホームインスペクションをおこなう場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

インスペクションにかかる費用とは

一般的にホームインスペクションにかかる費用はおおよそ5万円から7万円程度です。
建物の規模や調査内容、機器を使った調査項目を増やしたりすると、その分追加費用になり、10万円以上かかることもあります。
これらの費用は、調査員への報酬、調査報告書作成費用、機器の損料や交通費などに充てられます。
また、ホームインスペクションの会社を選ぶときは、価格の比較をおこなうのも良いでしょう。
そのときに高いから良い調査、安いから悪い調査ではないので注意しましょう。
どの調査項目があり、どんな機械を使用するのか、それらが多ければ多いほど細かい調査してもらえます。
調査員が保有している資格、経験年数、キャリアから判断する方法もあります。
これらを確認したうえで価格と照らし合わせ、より良いホームインスペクションの会社を選ぶと良いでしょう。

インスペクションにかかる費用は誰が支払う?

不動産売却の際のホームインスペクションの費用は依頼した方が支払います。
売主が不動産売却のために依頼するなら売主が支払いますし、購入検討している不動産の状況を知りたいから買主が依頼する場合は買主が費用負担します。
もし、買主がホームインスペクションを依頼した結果、契約に至らない場合でも買主が依頼したのならば費用負担する必要があります。

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まとめ

ホームインスペクションとは建物状況調査のことで、インスペクションの講習を受けた建築士などの国家資格を保持している調査員が、定められた基準で建物を調査します。
不動産売却のときに欠陥の有無やメンテナンスの状況などを記した調査書で買主に対して説明するので、契約後のトラブルが減り、安心して取引できることがメリットです。
調査費用がかかることもふまえたうえで、実施を検討してみてはいかがでしょうか。
埼玉県川越市・富士見市・ふじみ野市を中心に東武東上線・JR川越線沿線で不動産売却を検討している方は、ぜひ「OIKAZE」にご相談ください。
インスペクションをはじめ不動産売却についてサポートいたします。

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