不動産売却前のリフォームは不要？必要？リフォーム以外の方法も解説

「不動産売却前にリフォームは必要だろうか」「古い家がそのままで売却できるか心配」など、売却前にご心配をお持ちではないでしょうか。
売却前のリフォームは不要なケースが多いですが、不動産を売却するにあたって、状況に応じて多様な方法を検討すると良いでしょう。
この記事では、不動産売却前のリフォームが不要なケースと必要なケース、また、リフォーム以外で不動産の価値を高める方法をご説明します。
埼玉県川越市・富士見市・ふじみ野市を中心に東武東上線・ＪＲ川越線沿線で不動産売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

不動産売却前のリフォームが不要なケース

一般的に、不動産売却前にはリフォームが不要だと言われています。
ここでは、リフォームのメリットとデメリットから、不動産売却前のリフォームが不要と言われる理由を解説します。

不動産売却前にリフォームをするメリット

不動産の売却に向けてリフォームをすることで、いくつかのメリットがあります。
まず、リフォームにより不動産の見栄えが良くなります。
広告に載せる写真も魅力的になるため、内覧希望者も増えるでしょう。
実際に内覧に訪れた際にも、リフォーム済みの綺麗な室内は印象が良いため、売れやすくなるかもしれません。
傷んでいる古い物件を購入した買主は、売買契約後に自分でリフォームをしてから住み始めることも少なくありません。
しかし、リフォーム済みの物件であれば、購入後すぐに生活を始められるため、引っ越しを急いでいる方からも候補に入れてもらえるでしょう。
さらに、買主がローンを契約する場合、金利の安い住宅ローンでリフォームの代金を借りることはできません。
リフォームの費用が用意できない場合は、金利が高い他のローンを契約することになるため、買主の負担が増えることになります。
それに対して、リフォーム済みの物件であれば、住宅ローンをひとつ契約するだけで済むため、持ち出しを少なくしたい買主からも選ばれやすくなります。

不動産売却前にリフォームをするデメリット

売却前のリフォームにはメリットもありますが、一般的にはデメリットのほうが多いと言われています。
もっとも大きなデメリットは、かけたリフォーム費用が回収できるほど、売却金額が高くならないことです。
とくに中古物件を探している方は、「安い物件を購入して、自分たち好みにリフォームして住みたい」と考えている方が少なくありません。
せっかくリフォームしても、それが買主の好みに合わないこともあり得ます。
リフォームによって買主の幅を狭めかねないため、売れにくくなる場合もあるのです。
とくに高額なリフォームをするほど、売主が損をしやすいと言われています。

不動産売却前にリフォームが必要なケース

場合によっては、不動産売却前にリフォームをしたほうが良いケースもあります。
ここでは、リフォームがおすすめとされる場合をご説明します。

あまりにも見栄えが悪い場合

建物の外観や内装の見栄えがあまりにも悪い場合は、「ボロボロな家だ」という印象だけが残ってしまい、購入者が見つかりにくいかもしれません。
壁や障子の穴が目立つ場合などは、部分的に補修をおこなうと良いでしょう。
築年数以上に傷みが目立つ場合は、「家を大切にしていなかったのではないか」と内覧に来た方から思われてしまう恐れがあります。
すべてを新品に変更する必要はありませんが、とくに重要な箇所だけ見栄えを良くするようにしましょう。

水回りの清潔感がない場合

内覧に来た方の多くが重視するポイントが、水回りの清潔感です。
キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、丁寧に扱っていないとカビが発生し、清潔感が失われます。
水回りの印象が悪いと、不動産全体の印象が悪くなってしまうことも考えられます。
キッチンや浴室は個人によって好みが分かれやすい箇所ですが、トイレはそれほど好みが左右されず、リフォーム費用も安価です。
あまりにも設備が古い場合などは、トイレのリフォームなども検討すると良いでしょう。
ただし、内覧の印象を良くするだけであれば、リフォームでなくてもハウスクリーニングをするだけで十分なこともあります。
不動産会社などの専門家と相談しながら、物件に合った対応をすることが大切です。

重要な設備が壊れている場合

給湯器など、生活するうえで必要となる設備が壊れている場合は、事前に設備交換などのリフォームをおこなったほうが良いケースもあります。
重要な設備が壊れているのを理由に、売り出し価格からの値引きを要求されることが珍しくありません。
リフォームをせずにそのまま住みたいと考えている方もいるため、購入後すぐに暮らせる程度の設備は整えておくと良いでしょう。

リフォーム以外で売却前に不動産の価値を高める方法

部分的なリフォームをおこなうことで、不動産の価値を高める効果が期待できます。
同時に、物件の状況に応じて、リフォーム以外の方法も検討してみるのがおすすめです。
ここでは、リフォーム以外の方法をご紹介します。

インスペクションを受ける

「建物状況調査」とも呼ばれるインスペクションを利用すれば、専門家が建物の状況を調査した結果を報告してもらえます。
見ただけではわからない状況まで調べられるため、なにも問題がなければ買主に安心感が与えられます。
もし、インスペクションで問題が見つかったとしても、売主にもメリットがあります。
不動産売却後に、売主も知らなかった不具合が見つかった場合、その責任は売主が負うことになっています。
しかし、インスペクションで事前に問題がわかっていたら、その内容を買主に告知するか、事前に修理しておくことで、後からのトラブルを防げます。
とくに築年数の経過している家は、インスペクションを受けることがおすすめです。

最低限のお手入れをおこなう

専門業者に依頼しなくても、自分でできる最低限のお手入れをおこなうだけで、見た目の印象を大きく改善することがあります。
庭の草むしりをしたり、拭いて取れる汚れは掃除したり、ひと手間かけるだけで売却しやすくなるかもしれません。
落ち葉の掃除なども重要なポイントのため、売り出し期間中は定期的にお手入れをするようにしましょう。
庭をきれいにしておけば、近隣住民との関係も良好に保ちやすくなります。

更地にする

そのままでは住めないほど古くなった家は、リフォームよりも解体し、更地にしたほうがいい場合もあります。
更地にすることで売却しやすくなることが多いです。
買主は更地に新築住宅を建築したり、駐車場にしたりと、自由に活用できるため、より多くの方に訴求できます。
また、建物がなくなるため、管理の手間も大幅に削減できます。
ただし、建物の解体には費用がかかる点に注意が必要です。
また、一度解体すると、次は建物が建てられない「再建築不可物件」などもあるため、解体するかは慎重に検討しましょう。

まとめ

不動産売却前のリフォームが不要なケースと必要なケース、リフォーム以外の方法についてご説明しました。
物件によって、売却前にどのような対処をすれば良いかは異なるため、不動産会社に相談しながら手続きを進めるのがおすすめです。
私たち「OIKAZE」は、埼玉県川越市・富士見市・ふじみ野市を中心に東武東上線・ＪＲ川越線沿線の不動産売却のお手伝いをしております。
高値での売却を目指したい、早く売却したい、などのご希望は、お気軽に弊社までご相談ください。